本所消防団が発足したのは、大戦後の昭和22年4月30日の消防団令(勅令第185号)によるものであるが、これが前身としては、永い沿革を有するもであって、明治5年4月、町火消を廃止して消防組が制定され、そののち、昭和8年8月1日防護団として所轄警察のもと、防空指導及び災害防除に従事。

昭和14年1月24日には警防団令(勅令第20号)により、区内(旧本所区)4警察署(言問、太平、厩橋、両国)の下に防空消防の一翼を担う警防団へと移り変っていった。

昭和22年12月1日、消防の警察機構からの分離独立するに基づき、本所消防署管轄する区域を管轄として、川道甚太郎氏が初代団長として就任し、団長以下総員300人、団本部及び4個分団、手引きガソリンポンプ3台を以て本所消防団は結成発足した。

その後、経済の回復に伴い錦糸町周辺から徐々に管轄区域内全体へと復興が進み、昭和26年11月8日には第3分団第2部を第5分団へ昇格させ、5個分団編成となった。

昭和28年3月28日には、第1・2・4分団の第2部をそれぞれ昇格させ、第6・7・8分団と改組し、団長以下総員300人が団本部及び8個分団を組織し、手引ガソリンポンプ8台を以て現在の本所消防団の原型となった。

震災対策の一貫として、各分団に可搬ポンプ1台の増強が昭和55年4月1日を以て整備完了し充実強化された。

また、防災指導業務のソフト化を図るため、昭和61年5月1日から女性消防団員を採用し、現在25人で防災思想の普及、広報及び地域自主防災組織の訓練指導にあたり、着実な成果を挙げている。

伝統ある本所消防団は、団長を中心に強固な団結と厳正な規律のもとに、区民の期待に十分応え得る活動態勢の充実強化を目指して、日夜訓練に励んでいる。


<< 東京の消防団・創設50周年記念誌より抜粋。>>
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